庚申塔こうしんとう(青面金剛刻像塔)

人の体には三尸さんしという悪い虫がおり、庚申の日(60日に一度)の夜、寝ている間にその人の悪事を天帝に報告に行くといわれています。それを避けるために、庚申の日の夜は眠らずに集団で勤行や宴会をして徹夜で過ごすという風習がありました。その集まりの本尊となるのが庚申塔に祀られている青面金剛しょうめんこんごうで、三尸をおさえる神とされています。右側の刻像塔には「亨保七」(1722年)「観音寺」と刻まれております。左側の刻像塔には十五代住職「照慶」の文字が刻まれております。